アトレーS200G近況 なんと車検が通らない? イグニッションコイル不良で3気筒が2気筒に! 2025/07/05
アトレーワゴン GF-S220G ターボ 168000km
車検の話
この車は2000年製だから、今年1月の車検で25周年となる。
納車時から若干のオイル漏れがあり、最近は酷くなっていたから、良くオイルゲージを確認しては、継ぎ足していた。
私の車検の頼み方は、1ヶ月前位にディラーに持って行って、見積もりをもらってから、次回に車検を頼むので、面倒なことがなければ、その日のうちに終わる。
見積もりの時に、不良箇所を教えてくれるので、軽いやつは自分でやるからということにしている。ここのところ10年は、バッテリーの管理は私で、もう8年間交換していないが電圧は12.9V(エンジン停止数時間後)ある。ちなみにクーラーはたまにしか使わない。
ライセンス灯が切れていたり、ヘッドライトも16万キロまで交換しなかったので、電球類を交換した。コメリで買った。
この車、前方のダンパーを外さないとヘッドライト交換が出来ないのでかなり面倒だったが、車幅灯は交換するとより明るくなった。ヘッドライトも同じ。
今回は、オイル漏れが酷かったようで、車検が通らないので、オイルシール交換となった。費用は通常より12万円余計にかかり、乗り換えも考えたが、頼むこととした。
作業としては、整備の人には面倒な作業であったと思う。ついでに6.5万キロ交換していなかったタイミングベルトとウォーターポンプと他のベルトも交換したので、そんな金額となった。
冬場キュルキュルと音がしていたが、これも直った。
シャフトからのオイル漏れは止まったので、良かったが、上の方からも僅かに漏れている模様だ、というのは現在6ヶ月経過して、オイルの減りが多めなのだ。
ピストンリングの劣化も考えられる。これは致し方ない。現状白煙は拭かないが。
車検上がりから数日で、今度は音が大きくなった。エンジンのウォーターポンプ付近だったが、これもすぐに診てもらったら、タイミングベルトカバーの変形で、擦れていたとのこと。
冷えてるときには鳴らないが、エンジンが暖まると次第に大きな音となる。
カバーを注文して、数日後に交換したら、静かになった。同じような状況の方は、車検の時にカバーも交換してもらった方が良いのだろう。そう高い物ではないし。
イグニッションコイルが逝った。
さて、6日前の月曜日に暑い甲府に用事で行こうとして、クーラーを付けたら、何かエンジンがおかしい。クーラーを付けたのとは関係はないが、これは1気筒ダメになったときの症状だとすぐ気づいた。以前に2回ほどこのアトレーとその前の83Vで経験している。すぐにクーラーを止める。暑かったが何とか会議には出て、帰りも何とか、エンストしないかヒヤヒヤだったが、2気筒生きていればアイドリングは大丈夫そうだ。ただガソリンは目に見えてすぐに減る。排気ガスはガソリン臭い。
甲府までの往復なので、あらかた平だが、坂道は鬼門だ、信玄橋前の坂、でキックダウンしてくれるので、ガーッと登ってはくれたが、連続していたら冷や汗もんだ。
加速が悪く、加速に時間がかかる。しかし50km/h超えると平気なのは、回るからパワーは出やすいのだろう。ODは止めて、3速にした。
[燃料ベースで試算すると、パワーは2/3になるので、その分を補うのに3/2(×1.5)必要だが、供給される燃料の1/3はそのまま燃えずに排出されるので、2/.3しか利用できないから、合計すると2.25倍燃料がかかる。4気筒エンジンでも一つ逝くと、1.8倍で似たり寄ったりなので、早く直した方がよいだろう、ちなみに私は計ってみると12リットル使って70kmだったので、燃費は5.8km/Lで、かなり理論値に合う。 通常は13km/Lだから]
ダイハツ韮崎に連絡して、火曜定休なので、水曜日の夕方に持って行った。水曜の朝には母親の買い物があったので仕方なく走らせた。
整備ではプラグも疑うので、診てもらった。3番のプラグが固着するのはどうも(EF-DETの)癖らしく、その為エンジンを壊さないように慎重に外したそうだ。結論は2番のコイルの不調とのこと。
ただ笑い話として、若し2気筒とも逝かれたらどうなるのか質問したら、「エンジン止まります」とのことで、これは怖いね、笑い話ではない。
余計な話だが、たまたまその日、整備の人の話ではこの型のアトレーの一つか二つ新しいアトレーの冷却水などの、液体系の全部の交換をしたそうだ。その車の走行距離はなんと40万キロだったそうだ。上には上がいるもんだ。足回りも頑丈なんだね。
原則通り、コイル3本とプラグ3本交換となった、ついでにオイル交換も頼んだので、費用は5万円弱。ただまだ純正が新品で在庫があることは有り難いことではある。
久しぶりに代車をだしてくれたが、ハイゼットの軽トラでマニュアルの新車、エンジンのかけたも分からず、クラッチ操作に難儀し、ガックンガックン、ぶつけないように注意して運転した。
とろとろしていたのか、久しぶりにパッシングをくらう。金曜の夕方に部品が到着して、すぐ付けてくれて、修理完了。軽トラと別れられてうれしかった。
純正コイルは高いが?
という経過だが、純正コイルは確か12000円くらいだった、安くはないよね。3本換えるし。初期頃の不良で24年前くらいに一回(多分1番を)交換した時は8000円だった。ネット通販では2000円のもあるそうで、5000kmで壊れるとの報告もある。C国製か。先の2番の壊れたコイルは、16万キロは保ったということになる。10万キロでは壊れないが、16万キロ以上は保たなかった。調べると寿命はだいたいその感覚らしい。
だから、どんな車でも10万キロを超えた頃に、予備にコイルを一本車に入れておくのも良いと思った。コイルだけならネジで固定されているので外せる、どこが逝っているのかは、エンジン回しながらコネクタを一つずつ外せば判明する。出先でこんなことがあればいやになっちゃう。これは繋ぎだから激安コイルでも良いかもしれない。
私は、少し新しい一番のコイルは捨てずに予備用に保管することとした。後で気づいたので、整備の人に廃棄物の中から探してもらった。ありがとうございました。

デンソー製
交換して2日ほど乗ってみた感想
先ずは、1.加速しても振動が少なく、エンジン音が静かになったこと、2.アイドリングが安定したこと、3.ターボを使う時が少なくなった。燃費は今後確認。
プラグは前に交換してから、5万キロくらいだったと思うが、プラグなのかコイルなのか分からないが劇的な変化だ。早くやれば良かったのかも知れない。勉強にはなった。イリジウムにはしなかったので、今後は自分でプラグ交換するようにするか・
これは参考になるかは分からないが整備の人から、今の車は少しおかしいところがあっても動いちゃうので、乗っていて健全と思われても、実はおかしいところがある -らしい。
確かに自分では調子が良いと思ってはいた。
軽ターボ車の燃費について
ついでだが、同型式のアトレーターボに乗った人の話では、燃費は6〜8kmと聞いたこともある。私のは女房が乗っていた頃には10kmで(女房はふかす)、私はふかさないので13km(ただし片道6km家との往復にて)だ。長距離片道20km以上では、18〜20kmで、とりたてて燃費が悪いということはないと思う。しかし昔の2世代アトレー後期型83Vのときは10kmだった。
即ち運転の仕方でかなり変わる。普通の車の感覚で踏み込んではダメだ。すぐ回っちゃう。
ターボ車ではないがついでに母親が乗っていた、1世代前のムーブは20kmを超えていたと記憶する。すごく燃費が良かった。
また速い車であっという間に60kmに加速するから、注意しないと速度超過となる。ただし高速道運転では若干ひ弱な気もした。あと知り合いのスズキだが、ターボつきのジムニーは6km位でえらく悪いらしい。
軽ターボ車の高速道運転について
これも参考までの話だが、2世代アトレー後期型S83V 5MTは力があった。何回も東京の実家と山梨を往復した。甲府昭和から乗って、最初の難所は笹子トンネルまでの上り坂だ。
この坂をスイスイ登った。登坂車線や走行車線の普通自家用車の人たちが、軽が抜いていくのをびっくりして眺めていたのを思い出す。
当時はカタログでのパワーの上限は58hp(今は64hp自主規制)だったが、印象としては100hpあるかという感じだった。とても58とは思えなかった。
高回転型のターボで、4500〜6000くらい回すとパワーがでる。といっても連続速度では130km/hが限界だった。それ以上は走行安定性が不安だった。当時としては画期的だったかも知れない。
今のS220Gは、低回転型で静かになった。100km/h以上での加速が良好なので、ストレスなく追い越しが出来る。120km/h位までは難がない。130km/hは出したことはないのは歳のせい。メーターは140kmまでしかない。タコは1万まであって、7500からレッド。両者ともベタ踏みしたことは一度もないが、連続の登坂では、マフラーが熱くなるようだ(普通か)。液温計がはっきりと上がったことはない、オーバークールということはないと思うし、ファンが回ったことも記憶にないのはクーラーを使わないからか。
あと大人4人乗っても大きな影響がないのは良い、例えば昔からミラに4人乗るとほとんど動かなくなり、燃費も悪くなるが、アトレーではそのようなことはない。
要は、いっぱいに乗っても高速運転でもストレスがないのが特徴だろう。